2016年2月3日水曜日

新年会開催

   140人が新年会に集う

福島信陵会の平成28年新年会が2月2日、福島市のウェディングエルティで約140人が出席して開かれ、同窓の絆を強めあいました。
冒頭、あいさつに立った佐藤慶吾会長(大18)は「新年会に140人も出席いただいた。心より御礼申し上げます。福島信陵会にとって今年は大事な年です。母校90周年は大きな盛り上がりを見せた。今年はプレ100周年として組織強化のひとつとして、先輩、中堅、若手、女性の連携を強めて底上げと結集を図り、95周年行事に取り組みたい。同窓会を楽しく、元気にしていきましょう。よろしくお願いします」と述べ、100周年へ向けての同窓会結集を呼びかけました。
続いて来賓として、中尾根康宏日本銀行福島支店長、母校福島大学経済経営学類から真田哲也学類長、阿部高樹副学類長、佐野孝治副学類長、それに永倉禮司信陵同窓会長(大15)が紹介され、真田学類長と永倉会長があいさつしました。このうち真田学類長は「平成30年度に農学類を創設する。農学系人材の育成を目指して4月に準備室を立ち上げる」と具体的な日程をあげ、そのうえで、教員24~25人を現在の人文系から拠出する見通しであることも説明しました。
平子健信陵同窓会前会長(大9)の発声で乾杯、祝宴に移りました。卒回ごとにわかれたテーブルでは和気藹々に同窓生同士が盃を傾けて、歓談しました。新年会には県内企業への就職が内定している6人のフレッシュな在校生が出席、ゼミの担当教官である阿部、佐野両副学類長から壇上で紹介され、それぞれ抱負を述べました。
祝宴の締めは学生歌「今日の世紀に」。尾形克彦氏(大22)の指揮の下、壇上で、会場で高らかに歌声を響かせました。このあと「金谷川世代」を代表して、大33、34回の同窓生が万歳三唱の音頭をとり、にぎやかに会を締めくくりました。

中尾根日銀支店長が景気展望を講演

新年会に先立って講演会が開かれ、日本銀行福島支店の中尾根康宏支店長が「今年の日本の景気は、そして福島の景気は」と題して講演しました。中尾根支店長は、初めてマイナス金利を打ち出した日銀の金融緩和政策を皮切りに、詳細なデータを駆使しながら日本経済の動きを展望しました。そのなかで雇用情勢にふれ、現在は「ほぼ完全雇用の状況」としながら賃金上昇に反映せず、今春のベアが景気の鍵を握ると指摘しました。
一方、福島県の経済について中尾根支店長は、昨年12月の企業短期経済観測(短観)の業況判断は「良くなる」とするプラスポイントが全国を上回っているものの、建設業に偏っている好調さが著しい特徴である、と説明しました。公共工事、住宅着工など大震災後の復旧復興が福島県経済を後押しし、東電賠償金も法人・個人の所得を支えているものの、販路を失った企業や風評被害もあり、生産は足踏み状況にある。このため今後、集中復興期間が終了すると公共工事の減少が見込まれる中で、福島の企業は体力を維持しながら自信をもって復興に取り組むことが求められると指摘しました。

(広報=菅野建二・大21)

さあ、受付開始です!

第1部 日本銀行福島支店長中尾根氏による講演会

今の経済状況についてわかりやすくご講演いただきました
佐藤会長(大18)の挨拶
真田学類長の挨拶
来期からは副学長になられます

信陵同窓会永倉会長(大15)のあいさつ
信陵同窓会平子前会長(大9)と真田学類長の音頭で乾杯
第2部 祝宴の始まりです
阿部高樹ゼミ・佐野孝治ゼミから、今年度卒業で福島県内に就職内定した学生さんに出席いただきました
皆さんからこれからの抱負を一言
恒例、学生歌斉唱
指揮は尾形克彦氏(大22)
万歳三唱
音頭は小口直孝氏(大33)と大34回の皆さん